学生でも買える 3Dアニメーション向けPC 5選

目次

3Dアニメーション制作に必要なスペックとは

3Dアニメーション制作に必要なスペックとは

グラフィックボードが制作の快適さを左右する

3Dアニメーション制作において最も重要なのはグラフィックボードの性能です。

BlenderやMaya、Cinema 4Dといった3DCGソフトウェアでは、ビューポートでのリアルタイムプレビューやレンダリング処理にGPUの演算能力が直結してきます。

学生の予算内で最大限の性能を引き出すなら、GeForce RTX5060TiまたはRTX5070を搭載したモデルを選ぶのが正解といえるでしょう。

これらのグラフィックボードはBlackwellアーキテクチャを採用しており、第4世代RTコアと第5世代Tensorコアによって、レイトレーシングやAI支援機能が大幅に強化されています。

特にDLSS 4に対応したことで、重い3Dシーンでもスムーズなビューポート操作が可能になりました。

Radeon系ならRX 9070XTやRX 9060XTも選択肢に入りますが、3DCGソフトウェアの最適化状況を考えるとGeForce系の方が安定した動作を期待できます。

レンダリング時間を短縮したい場合、CUDAコアやOptiXといったNVIDIA独自の技術が活用できるGeForceシリーズは特に有利。

学生のうちは時間が限られていますから、レンダリング待ちの時間を削減できるのは大きなメリットになります。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 49074 101416 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 32404 77676 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 30390 66421 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 30312 73052 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27377 68578 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26715 59932 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 22123 56512 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 20076 50226 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16691 39172 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 16120 38005 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15981 37784 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14754 34742 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13851 30702 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13307 32196 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10907 31581 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10735 28440 115W 公式 価格

CPUは複雑なシミュレーションで真価を発揮

3Dアニメーション制作では、物理シミュレーションやパーティクル処理、複雑なモディファイア計算などでCPUの性能が問われます。

マルチコア性能が高いRyzen 7 9700XまたはCore Ultra 7 265Kを選ぶことで、制作効率が飛躍的に向上することが分かっています。

Ryzen 7 9700XはZen5アーキテクチャによって、前世代から大幅にIPC(クロックあたりの命令実行数)が改善されており、シングルスレッド性能とマルチスレッド性能のバランスが取れています。

一方、Core Ultra 7 265KはLion CoveとSkymontのハイブリッドアーキテクチャで、効率的なタスク処理が可能。

どちらを選んでも3Dアニメーション制作には充分なパフォーマンスを発揮してくれます。

コア数が多いほど複数のタスクを同時処理できるため、バックグラウンドでレンダリングしながらモデリング作業を続けるといった使い方もスムーズです。

学生の場合、課題の締め切り前に複数のプロジェクトを並行して進めることもあるでしょうから、マルチタスク性能の高さは見逃せません。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 43402 2454 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 43153 2258 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42177 2249 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 41464 2347 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38912 2068 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38835 2039 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37591 2345 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37591 2345 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35948 2187 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35806 2224 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 34043 2198 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 33177 2227 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32807 2092 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32695 2183 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29499 2030 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28779 2146 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28779 2146 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25663 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25663 2165 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 23279 2202 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 23267 2082 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 21029 1851 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19668 1929 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17879 1808 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 16180 1770 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15416 1973 公式 価格

メモリ容量は32GB以上が必須ライン

3Dアニメーション制作では、複雑なシーンやハイポリゴンモデルを扱うとメモリ使用量が急激に増加します。

最低でも32GB、できれば64GBのDDR5メモリを搭載したモデルを選ぶべきでしょう。

16GBでは複雑なシーンを開いた瞬間にメモリ不足に陥り、作業が中断されてしまいますよね。

DDR5-5600が現在の主流規格となっており、DDR4と比較して帯域幅が大幅に向上しています。

大容量のテクスチャデータやアニメーションキャッシュを高速に読み書きできるため、ビューポートの反応速度やシーンの読み込み時間が改善されるのです。

MicronのCrucialブランドやGSkillといった信頼性の高いメーカーのメモリを採用しているBTOパソコンなら、長期間安定して使用できます。

メモリ不足はクリエイティブ作業において最もストレスを感じる要因のひとつ。

特にレンダリング中にメモリが足りずにクラッシュすると、それまでの作業が水の泡になってしまう可能性があるからです。

予算が許すなら、最初から64GBを選んでおくと将来的にも安心といえます。

ストレージは速度と容量の両立が鍵

3Dアニメーションのプロジェクトファイルは、テクスチャやキャッシュデータを含めると数十GBから数百GBに達することも珍しくありません。

PCIe Gen.4 SSDで2TB以上の容量を確保しておくことが、快適な制作環境を維持する秘訣です。

Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の読込速度を実現していますが、発熱が非常に高く大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になります。

価格も高額なため、コストパフォーマンスを考えるとGen.4 SSDが現実的な選択。

WDやCrucial、キオクシアといった人気メーカーのSSDを採用しているBTOパソコンなら、信頼性と速度のバランスが取れています。

プロジェクトファイルの読み込みやキャッシュの書き込みが高速だと、作業の待ち時間が大幅に削減されます。

特にシミュレーションキャッシュを大量に生成する場合、ストレージの書き込み速度がボトルネックになることもあるため、高速なSSDは必須。

1TBでは容量不足になりがちなので、最初から2TBを選んでおくと安心です。

学生向け3DアニメーションPC選びの重要ポイント

学生向け3DアニメーションPC選びの重要ポイント

予算配分はグラフィックボード優先で考える

限られた予算の中で最大限のパフォーマンスを引き出すには、グラフィックボードに予算の40%程度を割り当て、CPUとメモリにそれぞれ25%、残りをストレージやその他のパーツに配分するのが理想的な比率になります。

3Dアニメーション制作では、ビューポートでのリアルタイムプレビューやGPUレンダリングの速度が作業効率に直結するため、グラフィックボードの性能を妥協すると後々後悔することになります。

CPUやメモリも重要ですが、これらは後からアップグレードできる可能性があるのに対し、グラフィックボードの交換は電源容量の問題などで難しい場合もあるのです。

学生の場合、アルバイト代や奨学金から捻出することになるでしょうから、一度に高額な投資をするのは難しいかもしれません。

それでも、最初にグラフィックボードをしっかり選んでおけば、数年間は快適に制作活動を続けられます。

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT R61BQ

パソコンショップSEVEN ZEFT R61BQ
【ZEFT R61BQ スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61BQ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60XT

パソコンショップSEVEN ZEFT R60XT
【ZEFT R60XT スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9070XT (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H9 FLOW RGB ホワイト
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ NZXT製 水冷CPUクーラー Kraken Plus 360 RGB White
マザーボードAMD X870 チップセット ASRock製 X870 Steel Legend WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60XT

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580E/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580E/S9
【SR-ar5-5580E/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen5 8600G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580E/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT R60SZ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60SZ
【ZEFT R60SZ スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードAMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60SZ

パソコンショップSEVEN ZEFT R60AU

パソコンショップSEVEN ZEFT R60AU
【ZEFT R60AU スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースLianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードAMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60AU

BTOパソコンと完成品どちらを選ぶべきか

自作PCに挑戦する選択肢もありますが、学生の場合はBTOパソコンを選ぶ方が時間とリスクの面で有利です。

BTOパソコンなら、パーツの相性問題やトラブルシューティングに時間を取られることなく、届いたその日から制作に集中できます。

完成品のメーカー製PCは、3Dアニメーション制作に必要なスペックを満たしていないことが多く、特にグラフィックボードが貧弱なモデルが大半。

一方、BTOパソコンなら予算に応じてパーツを選択でき、3Dアニメーション制作に最適化された構成を組むことができます。

保証期間も1年から3年程度付いているため、万が一のトラブル時も安心です。

パーツ選びの知識がない状態で自作に挑戦すると、相性問題や初期不良の切り分けに膨大な時間を費やすことになりかねません。

その時間を制作スキルの向上に充てた方が、学生にとっては遥かに有意義でしょう。

BTOパソコンなら、専門スタッフが動作確認済みの状態で出荷してくれるため、初心者でも安心して導入できます。

将来的な拡張性も視野に入れる

学生のうちは予算が限られていても、卒業後に収入が安定すれば追加投資できる可能性があります。

メモリスロットに空きがあるモデルや、電源容量に余裕があるモデルを選んでおくと、将来的なアップグレードがスムーズです。

例えば、最初は32GBメモリでスタートしても、メモリスロットが4つあれば後から64GBや128GBに増設できます。

電源も、最初はRTX5060Ti搭載モデルで650W電源を選んでおけば、将来的にRTX5070Tiなどにアップグレードする際も電源交換の必要がありません。

ケースも、拡張性の高いミドルタワー以上のサイズを選んでおくと、後々のパーツ交換が楽になります。

拡張性を考慮せずに選んでしまうと、数年後にスペック不足を感じた時に、結局PC全体を買い替える羽目になってしまいますよね。

最初から将来を見据えた選択をしておけば、長期的なコストパフォーマンスが向上します。

おすすめ3Dアニメーション向けPC 5選

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エントリーモデル:RTX5060Ti搭載の実力派

学生が最初に手を出しやすい価格帯でありながら、本格的な3Dアニメーション制作に対応できるのがRTX5060Ti搭載モデルです。

このクラスなら15万円前後から入手可能で、Blenderでの基本的なモデリングからアニメーション、簡単なレンダリングまで快適にこなせます。

推奨構成としては、CPUにRyzen 5 9600またはCore Ultra 5 235を組み合わせ、メモリは32GB DDR5-5600、ストレージは1TB PCIe Gen.4 SSDという組み合わせ。

この構成なら、学生の課題制作レベルであれば充分なパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

RTX5060TiはDLSS 4に対応しているため、ビューポートでのリアルタイムプレビューも滑らかです。

ただし、複雑なシミュレーションや長時間のレンダリングを頻繁に行う場合は、やや力不足を感じる場面もあるかもしれません。

それでも、3Dアニメーションの基礎を学び、ポートフォリオ作成に取り組むには充分なスペック。

予算が限られている学生にとって、最もバランスの取れた選択肢といえます。

パーツ スペック
CPU Ryzen 5 9600 / Core Ultra 5 235
GPU GeForce RTX5060Ti
メモリ 32GB DDR5-5600
ストレージ 1TB PCIe Gen.4 SSD
電源 650W 80PLUS BRONZE
想定価格 15万円前後


ミドルレンジ:RTX5070で快適制作環境

予算を少し上乗せできるなら、RTX5070搭載モデルが最もコストパフォーマンスに優れた選択になります。

18万円から20万円程度の価格帯で、エントリーモデルと比較してレンダリング速度が大幅に向上し、より複雑なシーンも快適に扱えるようになります。

CPUはRyzen 7 9700XまたはCore Ultra 7 265Kを選び、メモリは32GBから可能であれば64GBに増量したいところ。

ストレージは2TB PCIe Gen.4 SSDを選んでおくと、複数のプロジェクトを並行して進める際も容量不足に悩まされません。

RTX5070はRTX5060Tiと比較してCUDAコア数が多く、レイトレーシング性能も向上しているため、リアルな質感表現が求められる作品制作に向いています。

このクラスになると、学生の課題制作だけでなく、コンテストへの応募作品や個人的な商業プロジェクトにも対応できる性能を持っています。

卒業後もしばらくは現役で使い続けられるスペックなので、長期的な投資として考えると非常にお得。

アルバイトで貯めた資金を投入する価値は充分にあります。

パーツ スペック
CPU Ryzen 7 9700X / Core Ultra 7 265K
GPU GeForce RTX5070
メモリ 32GB~64GB DDR5-5600
ストレージ 2TB PCIe Gen.4 SSD
電源 750W 80PLUS GOLD
想定価格 18万円~20万円

ハイエンド寄り:RTX5070Tiで妥協なし

本格的に3Dアニメーション制作に取り組みたい、将来的にプロを目指しているという学生には、RTX5070Ti搭載モデルが理想的です。

25万円前後の投資が必要になりますが、プロの現場でも通用するレベルの性能を手に入れることができます。

CPUはRyzen 9 9900XまたはCore Ultra 9 285Kといったハイエンドモデルを選び、メモリは64GB DDR5-5600、ストレージは2TB以上のPCIe Gen.4 SSDという構成。

この組み合わせなら、Mayaの重いシーンやCinema 4Dの複雑なモーショングラフィックスも快適に扱えます。

RTX5070TiはVRAM容量も多く、大規模なテクスチャを使用するプロジェクトでもメモリ不足に陥ることがありません。

レンダリング時間も大幅に短縮されるため、試行錯誤を繰り返しながらクオリティを追求できます。

学生のうちからプロレベルの環境で制作経験を積んでおけば、就職活動でのポートフォリオも一段と説得力のあるものになるでしょう。

奨学金や親からの支援を受けられる場合は、このクラスを検討する価値があります。

パーツ スペック
CPU Ryzen 9 9900X / Core Ultra 9 285K
GPU GeForce RTX5070Ti
メモリ 64GB DDR5-5600
ストレージ 2TB PCIe Gen.4 SSD
電源 850W 80PLUS GOLD
想定価格 25万円前後

AMD構成:Radeon RX 9070XTという選択

GeForceにこだわらないなら、Radeon RX 9070XTを搭載したモデルも魅力的な選択肢になります。

価格はRTX5070と同程度でありながら、VRAM容量が多いため、大規模なシーンでも余裕を持って作業できるのが特徴です。

CPUは同じAMDプラットフォームでRyzen 7 9700Xまたは9800X3Dを選ぶと、システム全体の相性が良く安定した動作が期待できます。

メモリは32GBから64GB、ストレージは2TB PCIe Gen.4 SSDという構成。

Radeon RX 9070XTはRDNA 4アーキテクチャによって、前世代から大幅に性能が向上しており、FSR 4による機械学習ベースのアップスケーリングも利用できます。

ただし、3DCGソフトウェアの中にはCUDAやOptiXといったNVIDIA独自技術に最適化されているものもあるため、使用するソフトウェアの対応状況を事前に確認しておく必要があります。

BlenderのようにRadeonでも充分なパフォーマンスを発揮するソフトウェアを主に使うなら、コストパフォーマンスに優れた選択といえるでしょう。

パーツ スペック
CPU Ryzen 7 9700X / 9800X3D
GPU Radeon RX 9070XT
メモリ 32GB~64GB DDR5-5600
ストレージ 2TB PCIe Gen.4 SSD
電源 750W 80PLUS GOLD
想定価格 18万円~22万円

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580E/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580E/S9
【SR-ar5-5580E/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen5 8600G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580E/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT R66H

パソコンショップSEVEN ZEFT R66H
【ZEFT R66H スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN ZEFT R66H

パソコンショップSEVEN EFFA G09R

パソコンショップSEVEN EFFA G09R
【EFFA G09R スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
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パソコンショップSEVEN EFFA G09R

パソコンショップSEVEN ZEFT R60AI

パソコンショップSEVEN ZEFT R60AI
【ZEFT R60AI スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
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パソコンショップSEVEN ZEFT R60AI

コンパクト構成:省スペースで高性能

寮生活や狭い部屋で制作する学生には、ミニタワーケースを採用したコンパクトモデルも選択肢に入ります。

RTX5060TiまたはRTX5070を搭載しながら、設置スペースを最小限に抑えられるのが魅力です。

CPUはRyzen 5 9600またはCore Ultra 5 235といった発熱の少ないモデルを選び、メモリは32GB、ストレージは1TB PCIe Gen.4 SSDという構成。

コンパクトケースでも、最近のモデルはエアフローが改善されており、適切な冷却が可能になっています。

ただし、将来的な拡張性は制限されるため、最初から必要なスペックを満たしておくことが重要です。

デスクスペースが限られている環境でも、本格的な3Dアニメーション制作に取り組めるのは大きなメリット。

引っ越しの際も持ち運びやすく、実家と学校を行き来する学生にとっても便利な選択肢といえます。

性能と省スペース性を両立したい方におすすめなのがこの構成です。

パーツ スペック
CPU Ryzen 5 9600 / Core Ultra 5 235
GPU GeForce RTX5060Ti / RTX5070
メモリ 32GB DDR5-5600
ストレージ 1TB PCIe Gen.4 SSD
ケース ミニタワー(省スペース型)
想定価格 15万円~18万円

3Dアニメーション制作に最適なソフトウェアとの相性

3Dアニメーション制作に最適なソフトウェアとの相性

Blenderで求められるスペック

オープンソースの3DCGソフトウェアとして学生に人気のBlenderは、比較的軽量でありながら高機能な点が魅力です。

Blenderを快適に使うには、RTX5060Ti以上のグラフィックボードとRyzen 5 9600以上のCPU、32GB以上のメモリがあれば充分といえます。

BlenderのCyclesレンダラーはOptiXに対応しており、GeForce RTXシリーズのレイトレーシングコアを活用できます。

これによって、CPUレンダリングと比較して数倍から数十倍の速度でレンダリングが完了するのです。

学生の課題制作では締め切りが厳しいこともあるでしょうから、レンダリング時間の短縮は非常に重要なポイントになります。

Eeveeリアルタイムレンダラーを使用する場合も、グラフィックボードの性能が直結します。

RTX5070以上なら、複雑なシェーダーやボリュメトリックエフェクトを使用しても滑らかなビューポート表示が可能。

Blenderは無料で使えるため、高性能なハードウェアに予算を集中できるのが学生にとって大きなメリットです。

MayaやCinema 4Dでの要求スペック

プロの現場で広く使われているMayaやCinema 4Dは、Blenderよりも高いスペックを要求する傾向があります。

これらのソフトウェアを快適に使うには、RTX5070以上のグラフィックボードとRyzen 7 9700X以上のCPU、64GBのメモリを推奨します。

Mayaは特に大規模なシーンやキャラクターリグを扱う際に、メモリ使用量が急増します。

32GBでは複雑なシーンを開いた瞬間にメモリ不足の警告が出ることもあるため、最初から64GBを搭載しておくと安心。

Cinema 4Dも物理シミュレーションやMoGraphを多用する場合、CPUのマルチコア性能が重要になってきます。

これらのソフトウェアは学生版ライセンスが用意されていることが多く、比較的安価に導入できます。

ただし、ハードウェア要件は妥協できないため、ソフトウェアライセンスで節約した分をハードウェアに投資するという考え方が賢明でしょう。

将来的に業界で働くことを考えているなら、学生のうちからプロ仕様のソフトウェアに慣れておくことが重要です。

Houdiniの特殊な要求

プロシージャルモデリングやエフェクト制作に特化したHoudiniは、他の3DCGソフトウェアとは異なる特性を持っています。

Houdiniを本格的に使うには、RTX5070Ti以上のグラフィックボードとRyzen 9 9900X以上のCPU、64GB以上のメモリが理想的です。

Houdiniは複雑なノードネットワークを構築して制作を進めるため、CPUのマルチコア性能が非常に重要になります。

パーティクルシミュレーションや流体シミュレーションでは、数百万から数千万のパーティクルを計算することもあり、CPUコア数が多いほど処理時間が短縮されるのです。

メモリも大量に消費するため、64GBでも足りない場合があります。

学生版のHoudini Apprenticeは無料で使えますが、レンダリング解像度に制限があります。

それでも学習用途には充分で、VFX業界を目指す学生にとっては必須のスキルを身につけられます。

ハードウェア投資は高額になりますが、Houdiniを使いこなせるようになれば、就職市場での価値が大きく高まるでしょう。


BTOパソコンショップの選び方

BTOパソコンショップの選び方

大手BTOショップの特徴比較

BTOパソコンを購入する際、どのショップを選ぶかも重要なポイントです。

マウスコンピューター、ドスパラ、パソコン工房、ツクモといった大手ショップは、それぞれ異なる強みを持っているため、自分のニーズに合ったショップを選ぶ必要があります。

マウスコンピューターは24時間365日の電話サポートが充実しており、初心者でも安心して購入できます。

ドスパラは出荷速度が速く、注文から数日で手元に届くのが魅力。

パソコン工房は全国に実店舗があり、実機を確認してから購入できます。

ツクモは秋葉原に本店があり、パーツの選択肢が豊富で上級者向けのカスタマイズに対応しています。

学生の場合、トラブル時のサポートが手厚いショップを選ぶと安心です。

特に初めてのBTOパソコン購入なら、電話サポートが充実しているマウスコンピューターやパソコン工房がおすすめ。

一方、ある程度知識があり、とにかく早く手に入れたいならドスパラが適しています。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN SR-u5-4060J/S9

パソコンショップSEVEN SR-u5-4060J/S9
【SR-u5-4060J/S9 スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースINWIN IW-BL634B/300B2
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット300W 80Plus BRONZE認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-u5-4060J/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IW

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IW
【ZEFT Z55IW スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IW

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58O

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58O
【ZEFT Z58O スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製)
ケースDeepCool CH170 PLUS Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58O

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DI

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DI
【ZEFT Z55DI スペック】
CPUIntel Core i9 14900KF 24コア/32スレッド 6.00GHz(ブースト)/3.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H9 Elite ホワイト
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II White
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DI

カスタマイズで注意すべきポイント

BTOパソコンの魅力は、自分のニーズに合わせてパーツをカスタマイズできる点にあります。

ただし、カスタマイズの際には相性問題や電源容量、冷却性能のバランスを考慮する必要があるため、闇雲にスペックを上げればいいというわけではありません。

例えば、グラフィックボードをRTX5070Tiにアップグレードする場合、電源も最低750W以上、できれば850Wに変更しておくべきです。

CPUクーラーも、標準の空冷クーラーではなく、DEEPCOOLやNoctuaといった高性能な空冷クーラー、または簡易水冷クーラーに変更すると、長時間の高負荷作業でも安定した動作が期待できます。

メモリやストレージは後から増設できますが、マザーボードやケースは交換が難しいため、最初から拡張性の高いものを選んでおくことが重要。

特にメモリスロット数や、M.2 SSDスロット数は確認しておきましょう。

BTOショップの構成では、これらの情報が詳細に記載されているため、購入前にしっかりチェックしておくと後悔しません。

保証とサポート体制の重要性

学生にとって、PCが故障した際のサポート体制は非常に重要です。

最低でも1年保証、できれば3年保証を選んでおくと、万が一のトラブル時も安心といえます。

BTOパソコンの保証には、センドバック保証とオンサイト保証があります。

センドバック保証は故障したPCをショップに送って修理してもらう方式で、費用は安いですが修理期間中はPCが使えません。

オンサイト保証は技術者が自宅まで来て修理してくれる方式で、費用は高いですが修理期間が短縮されます。

学生の場合、課題の締め切り前にPCが故障すると致命的ですよね。

そのため、予算に余裕があればオンサイト保証を追加しておくと安心です。

また、初期不良対応期間も確認しておきましょう。

多くのショップでは到着後1週間から2週間以内なら無償交換に応じてくれますが、この期間内に動作確認を済ませておくことが重要です。

周辺機器の選び方

周辺機器の選び方

モニター選びで作業効率が変わる

3Dアニメーション制作では、モニターの品質が作業効率に大きく影響します。

最低でも27インチのWQHD(2560×1440)解像度、できれば4K(3840×2160)解像度のIPSパネルモニターを選ぶべきでしょう。

色再現性が重要なため、sRGBカバー率99%以上、できればAdobe RGBカバー率も高いモデルが理想的です。

リフレッシュレートは60Hzでも充分ですが、ビューポートの滑らかさを重視するなら144Hz以上のモデルも選択肢に入ります。

デュアルモニター環境にすると、片方にビューポート、もう片方にタイムラインやノードエディタを表示できるため、作業効率が飛躍的に向上します。

学生の予算では高額なモニターに手が出しにくいかもしれませんが、モニターは長期間使えるため、最初に良いものを選んでおくと後々の満足度が高くなります。

BenQやEIZO、LGといったメーカーのクリエイター向けモデルなら、色精度も高く信頼性も充分です。

入力デバイスの重要性

3Dアニメーション制作では、マウスやキーボードの使いやすさも作業効率に影響します。

特に3Dビューポートの操作には、3ボタン以上のマウスとテンキー付きフルサイズキーボードが必須です。

3DCGソフトウェアの多くは、マウスのホイールクリックで視点移動を行うため、ホイールの耐久性が高いマウスを選ぶと長期間快適に使えます。

LogicoolのMX Masterシリーズや、Razerのゲーミングマウスは耐久性が高く、多くのクリエイターに支持されています。

キーボードも、ショートカットキーを多用するため、打鍵感が良く疲れにくいメカニカルキーボードがおすすめです。

ペンタブレットやペンディスプレイも、モデリングやスカルプトを行う際に便利。

WacomのIntuosシリーズなら比較的安価で、筆圧感知も充分な性能を持っています。

予算に余裕があれば、液晶ペンタブレットのWacom Cintisシリーズも検討する価値があるでしょう。

バックアップ環境の構築

3Dアニメーション制作では、プロジェクトファイルが破損すると数週間から数ヶ月の作業が水の泡になってしまいます。

外付けSSDやNASを使った定期的なバックアップ体制を構築しておくことが、作品を守る唯一の方法です。

外付けSSDなら、Samsung T7やSanDisk Extreme Portable SSDといった高速モデルがおすすめ。

1TBモデルでも1万円台で購入でき、USB 3.2 Gen2接続で高速なバックアップが可能です。

より安全性を重視するなら、SynologyやQNAPといったメーカーのNASを導入し、RAID構成でデータを保護する方法もあります。

クラウドストレージも選択肢に入りますが、3Dアニメーションのプロジェクトファイルは容量が大きいため、アップロードに時間がかかります。

それでも、Google DriveやDropboxの有料プランを契約しておけば、重要なファイルだけでもクラウドに保存できるため、二重三重のバックアップ体制が構築できます。

購入後のセットアップと最適化

購入後のセットアップと最適化

初期設定で押さえるべきポイント

BTOパソコンが届いたら、まず初期設定を適切に行うことが重要です。

Windowsの初期設定では、不要なアプリケーションやサービスを無効化し、システムリソースを3DCGソフトウェアに集中させることが快適な制作環境を作る第一歩になります。

Windows Updateを最新の状態にし、グラフィックボードのドライバーも最新版に更新しましょう。

NVIDIAのGeForce Experienceを使えば、ドライバーの更新が簡単に行えます。

AMDのRadeonソフトウェアも同様に、定期的なアップデートが提供されています。

BIOSの設定も確認し、XMPプロファイルを有効にしてメモリを定格速度で動作させることを忘れずに。

電源プランも「高パフォーマンス」に設定し、CPUやGPUが常に最大性能を発揮できるようにしておきます。

ただし、発熱が気になる場合は「バランス」プランでも充分な性能が得られるため、環境に応じて調整しましょう。

これらの初期設定を適切に行うだけで、システム全体のパフォーマンスが10%から20%向上することもあります。

3DCGソフトウェアの最適化設定

BlenderやMaya、Cinema 4Dといった3DCGソフトウェアも、初期設定のままでは最適なパフォーマンスを発揮できません。

各ソフトウェアの環境設定で、GPUレンダリングを有効にし、キャッシュディレクトリを高速なSSDに設定することが重要です。

Blenderの場合、編集メニューのプリファレンスからシステム設定を開き、CyclesレンダーデバイスをCUDAまたはOptiXに設定します。

メモリキャッシュの上限も、搭載メモリの70%程度に設定しておくと、大規模なシーンでも安定した動作が期待できます。

Mayaも同様に、レンダー設定でGPUレンダリングを有効にし、ビューポート2.0の設定を最適化しましょう。

自動保存の間隔も重要な設定です。

デフォルトでは15分間隔になっていることが多いですが、5分から10分間隔に短縮しておくと、クラッシュ時のデータ損失を最小限に抑えられます。

ただし、自動保存の頻度を上げすぎると作業が中断されるため、バランスを考えて設定することが大切です。

定期的なメンテナンスの重要性

PCを長期間快適に使い続けるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

月に1回程度、ケース内部の清掃を行い、ホコリを除去することで、冷却性能を維持できるのです。

特にグラフィックボードのファンやCPUクーラーのヒートシンクは、ホコリが溜まりやすい部分。

エアダスターを使って丁寧に清掃しましょう。

ケースファンのフィルターも定期的に水洗いすると、エアフローが改善されます。

SSDやHDDの健康状態も、CrystalDiskInfoなどのツールで定期的にチェックしておくと、故障の予兆を早期に発見できます。

ソフトウェア面では、不要なファイルやキャッシュを定期的に削除し、ストレージの空き容量を確保しておくことが重要。

特に3Dアニメーション制作では、シミュレーションキャッシュが大量に蓄積されるため、プロジェクト完了後は不要なキャッシュを削除する習慣をつけましょう。

これらのメンテナンスを怠ると、徐々にパフォーマンスが低下してしまいますよね。

学生が活用できる購入支援制度

学生が活用できる購入支援制度

学割やキャンペーンの活用

多くのBTOパソコンショップでは、学生向けの割引キャンペーンを定期的に実施しています。

学生証を提示することで5%から10%の割引が受けられることもあるため、購入前に各ショップのキャンペーン情報をチェックしておくと良いでしょう。

特に新学期シーズンの3月から4月、夏休み前の7月から8月は、学生向けキャンペーンが充実している時期。

この時期を狙って購入すると、通常よりもお得にハイスペックなPCを手に入れられます。

また、ポイント還元率が高い時期もあるため、楽天市場やAmazonで購入する場合は、ポイントアップキャンペーンも併用すると実質的な割引率が高くなります。

クレジットカードの学生向けキャンペーンも見逃せません。

一部のカード会社では、PC購入時のポイント還元率を通常の2倍から3倍にするキャンペーンを実施していることもあります。

これらの制度を組み合わせることで、数万円単位で節約できる可能性があるのです。

分割払いやローンの検討

一括払いが難しい場合、分割払いやショッピングローンを活用する選択肢もあります。

多くのBTOショップでは、金利0%の分割払いキャンペーンを実施しているため、手数料負担なく購入できることもあります。

ただし、分割払いを利用する際は、月々の返済額が無理のない範囲に収まるよう計画的に利用することが重要。

アルバイト収入から返済する場合、月々の返済額は収入の20%以内に抑えるのが安全なラインです。

20万円のPCを12回払いで購入する場合、月々約1万7千円の返済になるため、アルバイト収入が月8万円以上あれば無理なく返済できる計算になります。

親からの支援を受けられる場合は、一括払いで購入してもらい、後から少しずつ返済していく方法も検討できます。

金利負担がない分、総支払額を抑えられるメリットがあります。

いずれにしても、自分の経済状況を正確に把握し、無理のない支払い計画を立てることが大切です。

中古市場の活用は慎重に

予算を抑えるために中古PCの購入を検討する方もいるかもしれませんが、3Dアニメーション制作用途では中古PCはリスクが高く、新品のBTOパソコンを選ぶ方が結果的にコストパフォーマンスが良いといえます。

中古PCは保証期間が短いか、まったく保証がない場合が多く、購入後すぐに故障しても自己負担で修理する必要があります。

特にグラフィックボードは、マイニング用途で酷使されていた可能性もあり、見た目では判断できない劣化が進んでいることも。

3Dアニメーション制作では長時間の高負荷作業が前提となるため、信頼性の低い中古パーツでは作業中にクラッシュするリスクが高まります。

どうしても予算が厳しい場合は、新品のエントリーモデルを選び、将来的にパーツをアップグレードしていく方が賢明。

最初はRTX5060Ti搭載モデルでスタートし、収入が安定してからグラフィックボードをRTX5070やRTX5070Tiにアップグレードする方法なら、リスクを抑えながら段階的に性能を向上させられます。

よくある質問

よくある質問

3Dアニメーション制作にノートPCは使えますか

3Dアニメーション制作にノートPCを使うことは可能ですが、デスクトップPCと比較すると性能面で妥協が必要になります。

同じ予算で比較した場合、デスクトップPCの方が30%から50%高い性能を得られるため、本格的に制作に取り組むならデスクトップPCを選ぶべきでしょう。

ただし、大学の研究室や図書館など、外出先でも作業したい場合は、RTX5070以上を搭載したゲーミングノートPCという選択肢もあります。

メモリは32GBと64GBどちらを選ぶべきですか

使用する3DCGソフトウェアと制作する作品の規模によって異なります。

Blenderで個人制作レベルの作品を作るなら32GBでも充分ですが、MayaやCinema 4Dで複雑なシーンを扱う場合は64GBを推奨します。

予算が限られているなら、最初は32GBでスタートし、メモリ不足を感じたタイミングで64GBに増設する方法も有効です。

ただし、最初から64GBを選んでおけば、将来的な増設の手間が省けます。

グラフィックボードはGeForceとRadeonどちらが良いですか

3DCGソフトウェアの最適化状況を考えると、GeForce RTXシリーズの方が安定した動作が期待できます。

特にCyclesレンダラーやArnoldレンダラーは、CUDAやOptiXに最適化されているため、GeForceの方がレンダリング速度が速い傾向にあります。

ただし、BlenderのようにRadeonでも充分なパフォーマンスを発揮するソフトウェアを主に使う場合は、コストパフォーマンスに優れたRadeon RX 9070XTも選択肢に入ります。

CPUクーラーは標準のものでも大丈夫ですか

BTOパソコンに標準搭載されているCPUクーラーでも、通常の使用には問題ありません。

ただし、長時間のレンダリングや複雑なシミュレーションを頻繁に行う場合は、高性能な空冷クーラーや簡易水冷クーラーにアップグレードすることで、CPU温度を低く保ち、サーマルスロットリングを防げます。

特にCore Ultra 9やRyzen 9といったハイエンドCPUを選ぶ場合は、冷却性能の高いクーラーへのアップグレードを検討した方が良いでしょう。

電源容量はどれくらい必要ですか

搭載するグラフィックボードとCPUの組み合わせによって必要な電源容量が変わります。

RTX5060Ti搭載モデルなら650Wで充分ですが、RTX5070なら750W、RTX5070Tiなら850Wを選んでおくと安心です。

将来的にグラフィックボードをアップグレードする可能性がある場合は、最初から余裕のある容量を選んでおくと、電源交換の手間が省けます。

また、80PLUS GOLD以上の認証を取得した電源を選ぶと、電力効率が良く発熱も抑えられます。

ストレージは1TBで足りますか

3Dアニメーション制作では、プロジェクトファイルやキャッシュデータが大量に蓄積されるため、1TBでは容量不足になる可能性が高いです。

最低でも2TB、できれば4TBのSSDを選んでおくと、複数のプロジェクトを並行して進める際も容量不足に悩まされません。

予算が限られている場合は、最初は1TBでスタートし、後から2TB以上のSSDを増設する方法もあります。

ただし、最初から大容量を選んでおく方が、長期的には手間もコストも抑えられます。

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