動画編集PC グラボ選びで迷ったら?

目次

動画編集におけるグラボの重要性

動画編集におけるグラボの重要性

なぜグラボが動画編集の要になるのか

動画編集用PCを選ぶとき、グラフィックボードの選択が作業効率を左右する最大の要因になります。

CPUやメモリも重要ですが、4K動画のプレビュー再生やエフェクト処理、書き出し時間の短縮において、グラボの性能が直接的に体感速度へ影響することが分かっています

特にAdobe Premiere ProやDaVinci Resolveといった主要な編集ソフトは、GPUアクセラレーションを前提とした設計になっており、グラボなしでは本来の性能を発揮できません。

私自身、以前はCPU性能だけを重視してPCを組んでいた時期がありましたが、グラボをアップグレードした瞬間にタイムライン上でのスクラブ再生がヌルヌル動くようになり、「なんだこれ?」と驚いた経験があります。

レンダリング時間も半分以下になり、クライアントへの納品スピードが格段に上がりました。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 49074 101416 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 32404 77676 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 30390 66421 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 30312 73052 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27377 68578 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26715 59932 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 22123 56512 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 20076 50226 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16691 39172 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 16120 38005 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15981 37784 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14754 34742 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13851 30702 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13307 32196 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10907 31581 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10735 28440 115W 公式 価格

編集ソフトごとに求められる性能が違う

動画編集ソフトによってGPU活用の度合いが異なるため、使用するソフトウェアに合わせたグラボ選びが特に重要です。

Adobe Premiere ProはCUDAコアを活用するためGeForce系との相性が良く、DaVinci ResolveはVRAM容量を大量に消費するためメモリ帯域の広いモデルが求められます。

Final Cut ProはMac専用なので今回は対象外ですが、Windowsユーザーがこれらのソフトで快適に作業するには、ソフトウェアの特性を理解した上でのグラボ選定が欠かせません。

GeForce RTX 50シリーズから選ぶべきモデル

GeForce RTX 50シリーズから選ぶべきモデル

RTX 5070Tiが動画編集の最適解である理由

動画編集用途で最もバランスが取れているのはGeForce RTX 5070Tiです

このモデルはBlackwellアーキテクチャを採用し、第4世代RTコアと第5世代Tensorコアによって、AI支援のノイズ除去やアップスケーリング処理を高速化できます。

GDDR7メモリによる高速帯域は、4K60fps素材を複数レイヤー重ねた編集でもスムーズなプレビューを実現し、書き出し時のエンコード速度も従来モデルから大幅に向上しています。

価格と性能のバランスを考えると、RTX 5070Tiは10万円台前半で入手でき、プロの現場でも充分に通用する性能を持っています。

私が担当した企業のプロモーション動画制作では、RTX 5070Ti搭載機で4K素材にカラーグレーディングとモーショングラフィックスを適用しても、リアルタイムプレビューが途切れることなく作業できました。

コスパ重視ならRTX 5060Tiという選択

予算を抑えたい方や、フルHD動画編集が中心の方にはGeForce RTX 5060Tiが最適です。

このモデルはRTX 5070と比較すると性能面でやや劣りますが、フルHD素材の編集やYouTube向けコンテンツ制作には充分な処理能力を備えています。

DLSS 4対応により、エフェクトプレビュー時の負荷軽減も期待でき、8万円前後という価格帯を考えると非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。

ただし4K編集を頻繁に行う場合や、After Effectsで複雑なコンポジションを扱う場合は、VRAM容量とコア数の不足を感じる場面が出てくるでしょう。

将来的な作業内容の変化も見据えるなら、少し予算を上乗せしてRTX 5070Tiを選んだ方が長期的な満足度は高くなります。

ハイエンド志向ならRTX 5080以上も視野に

8K素材の編集や、3DCGとの合成作業を日常的に行うクリエイターには、GeForce RTX 5080やRTX 5090が選択肢に入ってきます。

これらのモデルは20万円を超える価格帯ですが、VRAM容量が16GB以上確保されており、DaVinci Resolve StudioでのFusion作業や、複数のエフェクトを重ねた重量級プロジェクトでも余裕を持って処理できる性能を持っています。

正直ここまで高性能だとは思っていませんでしたが、RTX 5090を使用した際の書き出し速度は、RTX 5070Tiと比較しても1.5倍以上の差を実感しました。

ただし一般的なYouTuberや企業の映像制作レベルでは、ここまでの性能を必要とする場面は限られており、費用対効果を考えるとオーバースペックになる可能性が高いです。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60CT

パソコンショップSEVEN ZEFT R60CT
【ZEFT R60CT スペック】
CPUAMD Ryzen9 9900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースFractal Pop XL Silent Black Solid
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60CT

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FL

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FL
【ZEFT R60FL スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9060XT (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60FL

パソコンショップSEVEN ZEFT R60SU

パソコンショップSEVEN ZEFT R60SU
【ZEFT R60SU スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット GIGABYTE製 B850 AORUS ELITE WIFI7
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60SU

パソコンショップSEVEN EFFA G08C

パソコンショップSEVEN EFFA G08C
【EFFA G08C スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN EFFA G08C

Radeon RX 90シリーズという選択肢

Radeon RX 90シリーズという選択肢

AMD製グラボのメリットとデメリット

Radeon RX 9070XTやRX 9070は、GeForce系と比較して価格が抑えられており、コストパフォーマンスを重視する方には魅力的な選択肢になります。

RDNA 4アーキテクチャと3rd世代レイトレ加速器により、レンダリング性能も向上しており、FSR 4による機械学習ベースのアップスケーリングは、動画編集における解像度変換作業で威力を発揮します。

しかし動画編集ソフトの最適化状況を見ると、Adobe製品やDaVinci ResolveはGeForce系のCUDAコアを前提とした機能が多く、Radeon系では一部のGPUアクセラレーション機能が使えなかったり、動作が不安定になったりするケースが報告されています。

私自身もテストでRX 9070XTを使用しましたが、Premiere ProのWarp Stabilizerが正常に動作せず、結局GeForce系に戻した経験があります。

Radeonを選ぶべき人の条件

それでもRadeon RX 90シリーズを選ぶメリットがある方もいます。

DaVinci Resolve無料版をメインに使用し、OpenCL対応のプラグインを中心に作業する方や、予算の制約が厳しく少しでも初期投資を抑えたい方には、RX 9070XTが有力な候補になるでしょう。

特にLinux環境で動画編集を行う方にとっては、オープンソースドライバの充実度からRadeon系の方が扱いやすい場合もあります。

ただし主流の編集環境で安定した作業を求めるなら、やはりGeForce系を選んだ方が無難です。

ソフトウェアメーカーの開発リソースは圧倒的にGeForce向けに割かれており、新機能の実装やバグ修正のスピードも速い傾向にあります。

動画編集に必要なVRAM容量の目安

動画編集に必要なVRAM容量の目安

解像度別に見る推奨VRAM容量

動画編集におけるVRAM容量は、扱う素材の解像度とエフェクトの複雑さに比例して必要量が増えていきます。

フルHD素材を中心に編集する場合は8GB以上、4K素材を扱うなら12GB以上、8K素材や複雑なエフェクト処理を行うなら16GB以上が目安になります。

この容量が不足すると、プレビュー時にフレーム落ちが発生したり、最悪の場合ソフトウェアがクラッシュしたりする可能性があります。

私が制作した企業のブランディング動画では、4K素材に複数のカラーグレーディングレイヤーとモーショントラッキングを適用したところ、VRAM使用量が10GBを超えました。

このとき8GBモデルを使用していたら、間違いなく作業に支障が出ていたでしょう。


VRAM不足が引き起こす具体的な問題

VRAM容量が不足すると、GPUはシステムメモリを代替として使用しますが、この場合データ転送速度が大幅に低下し、編集作業全体のパフォーマンスが著しく悪化します。

タイムライン上でのスクラブ再生が数秒遅れて表示されたり、エフェクトのプレビューが「レンダリング中」の表示から進まなくなったりする症状が典型的です。

特にDaVinci Resolveは、カラーグレーディングページでノードを重ねるほどVRAM消費が激しくなり、12GB未満のモデルでは本格的な色調整作業が困難になります。

After Effectsでも、3Dレイヤーを多用したコンポジションではVRAM不足が顕著に現れ、プレビュー品質を下げざるを得ない状況に陥ってしまいますよね。

CPUとグラボのバランスを考える

CPUとグラボのバランスを考える

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN SR-u5-4060J/S9

パソコンショップSEVEN SR-u5-4060J/S9
【SR-u5-4060J/S9 スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースINWIN IW-BL634B/300B2
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット300W 80Plus BRONZE認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-u5-4060J/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IW

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IW
【ZEFT Z55IW スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IW

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58O

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58O
【ZEFT Z58O スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製)
ケースDeepCool CH170 PLUS Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58O

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DI

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DI
【ZEFT Z55DI スペック】
CPUIntel Core i9 14900KF 24コア/32スレッド 6.00GHz(ブースト)/3.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H9 Elite ホワイト
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II White
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DI

ボトルネックを避けるCPU選び

グラボの性能を最大限引き出すには、CPUとのバランスが欠かせません。

高性能なグラボを搭載しても、CPUが処理を追いつけなければ全体のパフォーマンスは向上しないからです

動画編集ではエンコード処理やエフェクト計算でCPUとGPUが協調動作するため、どちらか一方だけが高性能でも意味がありません。

GeForce RTX 5070Ti以上のグラボを選ぶなら、CPUはCore Ultra 7 265K以上、またはRyzen 7 9700X以上を組み合わせるのが理想的です。

これより下位のCPUでは、書き出し時にCPUがボトルネックになり、グラボの性能を活かしきれない場面が出てきます。

私が検証した環境では、RTX 5070TiとCore Ultra 5 235の組み合わせで、H.264書き出し時にCPU使用率が100%に張り付き、GPU使用率が60%程度に留まる現象が確認できました。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 43402 2454 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 43153 2258 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42177 2249 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 41464 2347 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38912 2068 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38835 2039 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37591 2345 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37591 2345 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35948 2187 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35806 2224 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 34043 2198 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 33177 2227 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32807 2092 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32695 2183 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29499 2030 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28779 2146 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28779 2146 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25663 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25663 2165 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 23279 2202 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 23267 2082 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 21029 1851 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19668 1929 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17879 1808 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 16180 1770 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15416 1973 公式 価格

メモリ容量も見逃せない要素

グラボとCPUのバランスだけでなく、システムメモリの容量も動画編集の快適性を左右します。

4K動画編集では最低32GB、できれば64GBのメモリを搭載したいところです。

メモリ不足はプレビュー生成時のキャッシュ保存や、複数アプリケーションの同時起動に影響し、作業効率の大幅な低下を招きます。

DDR5-5600が現在の主流規格であり、Intel、AMD両プラットフォームで標準的にサポートされています。

メモリメーカーはMicron(Crucial)、GSkill、Samsungあたりが信頼性と性能のバランスに優れており、BTOパソコンを選ぶ際もこれらのメーカーを選択できるショップを選んだ方がいいでしょう。

編集ソフト別の推奨グラボ構成

編集ソフト別の推奨グラボ構成

Adobe Premiere Pro向けの最適構成

Adobe Premiere ProはCUDAコアを活用した処理が多く、GeForce系グラボとの相性が抜群です。

Mercury Playback EngineのGPUアクセラレーション機能は、タイムライン再生やエフェクトプレビューの速度を劇的に向上させ、Lumetriカラーパネルでの色調整もリアルタイムで確認できるようになります。

推奨構成としては、フルHD編集ならRTX 5060Ti以上、4K編集ならRTX 5070Ti以上、8K編集や複雑なマルチカム編集ならRTX 5080以上が目安になります。

CPUはCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9800X3Dと組み合わせ、メモリは32GB以上を確保すれば、ほとんどのプロジェクトで快適に作業できるでしょう。

DaVinci Resolve向けの最適構成

DaVinci Resolveは無料版でも非常に高機能ですが、その分ハードウェア要求も高く、特にVRAM容量を大量に消費する特性があります。

カラーグレーディングページでノードを10個以上重ねたり、Fusionページで複雑なコンポジションを作成したりする場合、12GB以上のVRAMが必須です。

GeForce RTX 5070Ti以上を選び、できればRTX 5080の16GBモデルを選択すると、本格的なカラーグレーディング作業も余裕を持って行えます。

CPUはマルチコア性能が重要なので、Ryzen 9 9950X3DやCore Ultra 9 285Kといったハイエンドモデルと組み合わせると、レンダリング速度が大幅に向上します。

メモリは64GB搭載すれば、4K素材でも安心して作業できる環境が整います。

After Effects向けの最適構成

After EffectsはCPUシングルスレッド性能とメモリ容量が重要視されがちですが、3Dレイヤーやレイトレース処理を使用する場合はGPU性能も無視できません。

特にCinema 4D Liteを使った3D作業や、Element 3Dなどのプラグインを活用する場合、グラボの性能が作業効率に直結します。

RTX 5070Ti以上を選び、CPUはシングルスレッド性能に優れたRyzen 7 9800X3DやCore Ultra 7 265Kを組み合わせるのが効果的です。

メモリは64GB以上を推奨し、複雑なコンポジションでもプレビューRAMに余裕を持たせられる構成にすると、ストレスなく作業できます。

BTOパソコンでグラボをカスタマイズする際の注意点

BTOパソコンでグラボをカスタマイズする際の注意点

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54FD

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54FD
【ZEFT Z54FD スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9070XT (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II White
マザーボードintel Z890 チップセット ASRock製 Z890 Steel Legend WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54FD

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BD

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BD
【ZEFT Z56BD スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake The Tower 100 Black
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860I WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56BD

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56N

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56N
【ZEFT Z56N スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56N

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IT

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IT
【ZEFT Z55IT スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IT

パソコンショップSEVEN SR-u7-6160K/S9

パソコンショップSEVEN SR-u7-6160K/S9
【SR-u7-6160K/S9 スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265K 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-u7-6160K/S9

電源容量の確認は必須

BTOパソコンでグラボをアップグレードする際、見落としがちなのが電源容量です。

GeForce RTX 5070Tiは推奨電源容量が700W以上、RTX 5080では850W以上が必要になります。

標準構成では500W程度の電源が搭載されている場合もあり、グラボだけをアップグレードすると電力不足で動作が不安定になったり、最悪の場合起動しなかったりする可能性があります。

私が以前サポートしたクライアントのケースでは、BTOパソコンでRTX 5070Tiにアップグレードしたものの、電源が600Wのままだったため、レンダリング中に突然シャットダウンする症状が頻発しました。

電源を750Wモデルに変更したところ、問題は完全に解消されました。

グラボのアップグレード時は、必ず電源容量も同時に見直しましょう。


冷却性能とケースサイズの確認

高性能グラボは発熱量も大きく、適切な冷却環境がなければ性能を維持できません。

特にRTX 50シリーズはGDDR7メモリの採用により発熱が増加しており、ケース内のエアフローが不十分だとサーマルスロットリングが発生し、性能が低下してしまいますよね。

BTOパソコンを選ぶ際は、ケースのエアフロー設計やファン構成も確認しましょう。

側面が強化ガラス製のケースは見た目が美しいですが、通気性が悪い製品もあります。

DEEPCOOL、COOLER MASTER、Thermaltakeといったメーカーのスタンダードなケースは、エアフローに優れた設計が多く、動画編集用途には適しています。

ストレージ構成も同時に最適化

動画編集では大容量の素材ファイルを扱うため、ストレージ構成も重要です。

現在の主流はPCIe Gen.4 SSDで、読込速度7,000MB/s以上のモデルが一般的になっています。

Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の速度を実現しますが、発熱が非常に高く大型ヒートシンクが必要な上、価格も高額なため、コスパを考えるとGen.4で充分です。

容量は最低1TB、できれば2TB以上を選びたいところです。

4K素材を扱う場合、1時間分の撮影データだけで100GBを超えることも珍しくなく、プロジェクトファイルやキャッシュデータを含めると、あっという間にストレージが圧迫されます。

WD(WESTERN DIGITAL)、Crucial、キオクシアといった信頼性の高いメーカーを選択できるBTOショップを選ぶと、長期的な安心感が得られます。

完成品PCとBTOパソコンの選び方

完成品PCとBTOパソコンの選び方

完成品PCのメリットとデメリット

家電量販店やオンラインショップで販売されている完成品PCは、すぐに使い始められる手軽さが最大のメリットです。

保証も充実しており、初心者の方には安心感があります。

しかし動画編集用途で見ると、グラボが搭載されていないモデルや、搭載されていても性能が不足しているモデルが多く、結局後からグラボを追加購入する必要が出てくる場合があります。

また完成品PCは、メモリやストレージの増設が難しい筐体設計になっていることも多く、将来的な拡張性に制限があります。

動画編集は年々扱うデータ量が増加する傾向にあり、数年後には現在の構成では不足する可能性が高いため、拡張性の低さは大きなデメリットといえます。

BTOパソコンが動画編集に最適な理由

BTOパソコンは、用途に合わせてパーツを選択できる柔軟性が最大の強みです。

グラボをRTX 5070Tiに、CPUをCore Ultra 7 265Kに、メモリを64GBにといった具合に、動画編集に最適化された構成を自由に組めます。

価格も完成品PCと比較して、同等性能なら2割から3割程度安く抑えられることが多く、コストパフォーマンスに優れています。

さらにBTOパソコンは、購入後のパーツ交換や増設も比較的容易で、将来的にグラボをアップグレードしたり、ストレージを追加したりする際の作業がスムーズです。

動画編集という用途を考えると、BTOパソコンを選ばない手はありませんね。

信頼できるBTOショップの選び方

BTOパソコンを購入する際は、ショップの信頼性とサポート体制を確認することが大切です。

大手BTOショップは、パーツメーカーの選択肢が豊富で、Micron(Crucial)、GSkill、SamsungといったメモリメーカーやWD、Crucial、キオクシアといったSSDメーカーを指定できる場合が多く、品質面での安心感があります。

また保証期間や、故障時の対応スピードも重要なポイントです。

動画編集は納期が厳しい仕事も多く、PCが故障して数週間使えないという状況は避けたいですよね。

初期不良対応が迅速で、修理期間中の代替機貸出サービスがあるショップを選ぶと、万が一のトラブル時も安心です。

予算別おすすめグラボ構成

予算別おすすめグラボ構成

15万円以下のエントリー構成

予算15万円以下で動画編集PCを組む場合、グラボはGeForce RTX 5060Tiを選択し、CPUはCore Ultra 5 235FまたはRyzen 5 9600を組み合わせるのが現実的です。

メモリは32GB、ストレージはPCIe Gen.4 SSDの1TBを選べば、フルHD動画編集を中心とした作業には充分対応できます。

この構成ではYouTube向けコンテンツ制作や、企業の簡単なプロモーション動画制作には問題なく使えますが、4K素材を扱う場合はプレビュー品質を下げたり、プロキシファイルを作成したりする工夫が必要になります。

将来的に4K編集に移行する予定があるなら、少し予算を上乗せして次のミドルレンジ構成を検討した方が長期的な満足度は高いでしょう。

20万円から30万円のミドルレンジ構成

予算20万円から30万円のレンジでは、グラボにGeForce RTX 5070Tiを選択し、CPUはCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9800X3Dを組み合わせるのが最もバランスの取れた構成になります。

メモリは64GB、ストレージはPCIe Gen.4 SSDの2TBを選べば、4K動画編集も快適にこなせる環境が整います。

この構成は、プロの現場でも充分に通用する性能を持っており、複雑なエフェクト処理や長時間の素材編集でもストレスを感じることは少ないでしょう。

私自身もこのクラスの構成をメイン機として使用しており、クライアントワークから個人プロジェクトまで幅広く対応できています。

コストパフォーマンスを考えると、動画編集PC最強の構成といえます。

40万円以上のハイエンド構成

予算に余裕があり、8K素材の編集や3DCG合成を日常的に行う方には、グラボにGeForce RTX 5080以上を選択し、CPUはRyzen 9 9950X3DまたはCore Ultra 9 285Kを組み合わせたハイエンド構成がおすすめです。

メモリは64GB以上、できれば128GBを搭載し、ストレージはシステム用にPCIe Gen.4 SSD 2TB、データ用に4TB以上を追加する構成が理想的です。

この構成では、DaVinci Resolve Studioでの本格的なカラーグレーディングや、After Effectsでの重量級コンポジション作業も余裕を持って処理できます。

レンダリング時間も大幅に短縮され、クライアントへの納品スピードが向上し、結果的に受注できる案件数も増やせるでしょう。

初期投資は高額ですが、プロとして活動するなら充分に元が取れる構成です。

グラボ選びで失敗しないためのチェックポイント

グラボ選びで失敗しないためのチェックポイント

使用する編集ソフトとの互換性確認

グラボを選ぶ前に、必ず使用する編集ソフトの推奨スペックと互換性を確認しましょう。

Adobe公式サイトやBlackmagic Designのサポートページには、各ソフトウェアの推奨グラボリストが掲載されており、動作保証されているモデルを確認できます。

特にDaVinci Resolveは、特定のグラボモデルで不具合が報告されることもあるため、事前のリサーチが欠かせません。

また編集ソフトのバージョンアップによって、推奨スペックが変更される場合もあります。

最新バージョンでは問題なく動作していたグラボが、次のメジャーアップデートでサポート対象外になる可能性もゼロではありません。

長期的な使用を考えるなら、現時点で余裕のある性能を選んでおくことが重要です。

将来的な拡張性を見据えた選択

動画編集の世界は技術進化が速く、数年前は4Kが最高解像度だったのに、今では8Kが現実的な選択肢になっています。

今後も解像度の向上やAI機能の進化により、求められるハードウェア性能は上昇し続けるでしょう。

現時点でフルHD編集しか行わない場合でも、2年後には4K編集に移行する可能性を考慮し、少し余裕のある性能を選んでおくと後悔しません。

特にVRAM容量は後から増やすことができないため、将来の用途拡大を見据えて選択することが大切です。

8GBモデルで充分と思っても、12GB以上のモデルを選んでおけば、数年後も現役で使い続けられる可能性が高まります。

冷却と静音性のバランス

動画編集作業は長時間に及ぶことが多く、グラボの冷却性能と静音性のバランスも重要な選択基準になります。

高性能グラボは発熱量が大きく、ファンが高回転で動作すると騒音が気になる場合があります。

特にナレーション録音を同じ部屋で行う方や、深夜に作業することが多い方にとって、静音性は無視できない要素です。

グラボメーカーによって冷却設計が異なり、同じGPUチップを搭載していても、3連ファンモデルは2連ファンモデルより静かで冷却性能も高い傾向にあります。

BTOパソコンでグラボメーカーを選択できる場合は、レビューサイトで騒音レベルを確認してから決定するのも効果的です。

動画編集PCに必要なその他のパーツ構成

動画編集PCに必要なその他のパーツ構成

CPUクーラーの選択が作業環境を左右する

グラボだけでなく、CPUクーラーの選択も動画編集PCの快適性に影響します。

Core Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは、旧モデルより発熱が抑制されているとはいえ、長時間のレンダリング作業では相応の熱を発生させます。

空冷CPUクーラーが人気ですが、冷却重視なら水冷CPUクーラーも選択肢に入ります。

DEEPCOOL、サイズ、Noctuaといった人気メーカーの空冷クーラーは、静音性と冷却性能のバランスに優れており、通常の動画編集作業では充分な性能を発揮します。

一方、DEEPCOOL、Corsair、NZXTの水冷クーラーは、ハイエンドCPUを長時間高負荷で使用する場合に威力を発揮し、CPU温度を低く保つことでブーストクロックの維持時間が延び、レンダリング速度の向上につながります。

ケース選びで作業環境の質が変わる

PCケースは単なる箱ではなく、冷却性能や拡張性、さらには作業空間の雰囲気にも影響する重要なパーツです。

2面または3面が強化ガラス製のピラーレスケースは、内部が見えるデザイン性の高さから人気が高く、NZXT、Lian Li、Antecといったメーカーの製品が注目されています。

一方で、デザイン性の高い木製パネルやフロントパネルに高級木材を使用したケースも人気が上昇中で、Fractal Design、Corsair、Lian Liから魅力的なモデルが登場しています。

作業部屋のインテリアに合わせてケースを選ぶことで、モチベーションの向上にもつながるでしょう。

機能面では、エアフローに優れたスタンダードなケースや、RGBライティングが映えるゲーミングケースも根強い人気があります。

ストレージ構成は作業効率に直結

動画編集では、システムドライブとデータドライブを分離する構成が基本です。

システム用にPCIe Gen.4 SSDの1TBから2TB、データ用に2TBから4TBを搭載すれば、素材の読み込み速度とプロジェクトファイルの保存速度が最適化され、作業効率が大幅に向上します。

PCIe Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の読込速度を実現しますが、発熱が非常に高いため大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要で、価格も高額です。

コスパを重視するなら、まだGen.4が主流であり、実用上の速度差も体感しにくいため、Gen.4で充分といえます。

WD、Crucial、キオクシアといった信頼性の高いメーカーを選択できるBTOショップを選ぶと、長期的な安心感が得られます。

実際の編集作業で体感できる性能差

実際の編集作業で体感できる性能差

プレビュー再生のスムーズさが作業効率を決める

動画編集で最もストレスを感じるのが、タイムライン上でのプレビュー再生が途切れる瞬間です。

グラボの性能が不足していると、エフェクトを適用した部分で再生が止まったり、コマ落ちしたりして、編集の流れが中断されてしまいますよね。

RTX 5070Ti以上のグラボを使用すると、4K素材に複数のエフェクトを重ねてもリアルタイムプレビューが維持され、作業のリズムが途切れません。

私が以前使用していたRTX 5060Tiでは、Lumetriカラーパネルで色調整を行うと、プレビューが1秒ほど遅れて反映される現象が頻発していました。

RTX 5070Tiにアップグレードしてからは、調整した瞬間に画面に反映されるようになり、カラーグレーディング作業の効率が2倍以上になったと実感しています。

書き出し時間の短縮が納期に余裕を生む

レンダリングや書き出し時間の短縮は、クライアントワークにおいて非常に重要です。

10分の4K動画を書き出す際、RTX 5060Tiでは15分程度かかっていた作業が、RTX 5070Tiでは8分程度に短縮され、RTX 5080では5分程度まで縮まります。

1日に複数の動画を書き出す場合、この差が積み重なって数時間の時間節約につながります。

納期ギリギリの修正依頼が入った際も、書き出し時間が短ければ余裕を持って対応でき、クライアントからの信頼度も向上します。

時間はお金と同じくらい貴重なリソースであり、高性能グラボへの投資は、長期的に見れば充分に回収できる投資といえるでしょう。

エフェクト処理の快適さが創造性を高める

動画編集において、エフェクトやトランジションを試行錯誤する時間は、作品のクオリティを左右する重要なプロセスです。

グラボの性能が高いと、様々なエフェクトを瞬時にプレビューでき、「このエフェクトはイメージと違うな」と判断してすぐに別のものを試せます。

逆に性能が低いと、エフェクトを適用するたびに数秒待たされ、試行錯誤の回数が減って妥協した仕上がりになってしまいますよね。

私自身、RTX 5070Tiを導入してから、以前より積極的に様々なエフェクトを試すようになり、作品の表現の幅が広がったと感じています。

技術的な制約が減ることで、クリエイティブな発想に集中できるようになり、結果的にクライアントからの評価も高まりました。

グラボ選びの最終結論

グラボ選びの最終結論

フルHD編集中心ならRTX 5060Tiで充分

YouTube向けコンテンツ制作や、企業の簡単なプロモーション動画をフルHD解像度で制作する方には、GeForce RTX 5060Tiが最適な選択です。

8万円前後という価格帯で、Premiere ProやDaVinci Resolveの基本的な編集作業を快適にこなせる性能を持っています。

CPUはCore Ultra 5 235FまたはRyzen 5 9600と組み合わせ、メモリは32GBを搭載すれば、コストを抑えながらも実用的な編集環境が構築できます。

ただし将来的に4K編集に移行する可能性がある方や、After Effectsで複雑なモーショングラフィックスを制作する予定がある方は、後からグラボを買い替える手間とコストを考えると、最初からRTX 5070Tiを選んでおいた方が結果的に経済的です。

4K編集を快適に行うならRTX 5070Ti一択

4K動画編集を日常的に行う方、複数のエフェクトを重ねた複雑な編集を行う方には、GeForce RTX 5070Tiが最もバランスの取れた選択になります。

GDDR7メモリによる高速帯域とBlackwellアーキテクチャの恩恵により、4K素材のリアルタイムプレビューや、カラーグレーディング作業が非常にスムーズです。

価格は10万円台前半で、プロの現場でも充分に通用する性能を持っており、CPUにCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9800X3Dを組み合わせ、メモリを64GB搭載すれば、数年間は現役で使い続けられる構成になります。

コストパフォーマンスと性能のバランスを考えると、動画編集用グラボの最適解といえるでしょう。

8K編集や3DCG合成ならRTX 5080以上を検討

8K素材の編集や、Cinema 4DやBlenderといった3DCGソフトとの連携作業を行う方、DaVinci Resolve Studioで本格的なカラーグレーディングを行う方には、GeForce RTX 5080以上のハイエンドモデルが必要になります。

VRAM容量が16GB以上確保されており、重量級プロジェクトでもメモリ不足に陥ることなく作業できます。

価格は20万円を超えますが、レンダリング時間の大幅な短縮により、受注できる案件数が増え、結果的に投資を回収できる可能性が高いです。

プロとして本格的に活動する方や、映像制作会社で働く方には、充分に検討する価値がある選択肢といえます。

主要グラボの性能比較表

主要グラボの性能比較表

編集ソフト別推奨構成表

編集ソフト別推奨構成表

よくある質問

よくある質問

グラボは後から交換できますか?

グラボは比較的簡単に交換できるパーツです。

ただしBTOパソコンや完成品PCの場合、ケースサイズや電源容量の制約により、希望するグラボが物理的に搭載できない場合があります。

特に小型ケースを採用したモデルでは、グラボの長さや厚みが制限され、ハイエンドモデルが入らない可能性があります。

購入時に将来的なアップグレードを考慮し、拡張性の高いケースと余裕のある電源容量を選んでおくことが重要です。

GeForceとRadeonどちらを選ぶべきですか?

動画編集用途では、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveといった主要ソフトがGeForce系のCUDAコアに最適化されているため、GeForce系を選んだ方が安定性と性能面で有利です。

Radeon系は価格面でのメリットがありますが、一部のGPUアクセラレーション機能が使えなかったり、動作が不安定になったりするリスクがあります。

特別な理由がない限り、GeForce RTX 50シリーズから選択することをおすすめします。

VRAM容量は何GBあれば充分ですか?

扱う素材の解像度によって必要なVRAM容量は変わります。

フルHD編集なら8GB以上、4K編集なら12GB以上、8K編集や複雑なエフェクト処理を行うなら16GB以上が目安です。

VRAM容量は後から増やすことができないため、将来的な用途拡大を見据えて、現時点で必要な容量より少し余裕のあるモデルを選んでおくと後悔しません。

特にDaVinci Resolveを使用する方は、VRAM消費が激しいため、12GB以上のモデルを強く推奨します。

中古のグラボを購入するのはありですか?

動画編集用途で中古グラボを購入するのは、あまりおすすめできません。

グラボは消耗品であり、前所有者の使用状況によっては寿命が短くなっている可能性があります。

特にマイニングに使用されていた個体は、長時間高負荷で動作していたため、故障リスクが高いです。

また最新のRTX 50シリーズやRX 90シリーズは発売されたばかりで中古市場に出回っていないため、中古を選ぶと旧世代モデルになり、性能面で妥協することになります。

保証やサポートを考えても、新品を購入した方が安心です。

BTOパソコンと自作PCどちらがおすすめですか?

パーツの知識があり、組み立てに自信がある方は自作PCの方がコストを抑えられる場合があります。

しかし動画編集用途では、パーツ同士の相性問題や、トラブル時の原因切り分けが難しく、初心者の方にはBTOパソコンをおすすめします。

BTOパソコンは、プロが動作確認済みの構成で提供され、保証も充実しているため、安心して使用できます。

特に仕事で使用する場合、トラブルで数日間使えなくなるリスクを考えると、BTOパソコンの方が総合的なコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

グラボの寿命はどのくらいですか?

適切な冷却環境で使用すれば、グラボの寿命は5年から7年程度です。

ただし動画編集のように長時間高負荷で使用する場合、ファンやVRMの劣化が早まる可能性があります。

定期的なケース内の清掃や、適切な温度管理を行うことで、寿命を延ばすことができます。

また技術進化のスピードを考えると、物理的な寿命より先に性能的な陳腐化が訪れる可能性が高く、3年から4年程度で新しいモデルへの買い替えを検討する方が多いです。

あわせて読みたい

安心のメーカー選び! おすすめBTOパソコン特集

初心者でも分かるBTOパソコン入門

目的別に選ぶ! 学習効率を上げるパソコンの選び方

パソコンのTierを知ろう

サウンドクリエイター向けPC 冷却性能が音質に影響する理由

パソコンのTierを知ろう

企業勢レベルを目指す Vtuber向けPCの理想構成

パソコンのTierを知ろう

ゲームプログラマー向けPC デバッグ作業が快適になる条件

パソコンのTierを知ろう

エーペックスレジェンズを240fpsで動かすためのPC条件まとめ

おすすめのPCありますか?

クリエイター兼用の最高設定 ゲーミングPCはどう選ぶ?

おすすめのPCありますか?

学生でも分かるパソコン 寿命と性能の関係性

パソコンのTierを知ろう

Apex Legendsを安定動作させるPC環境の最新事情

おすすめのPCありますか?

自分にぴったりのパソコンを見つけよう! イラスト制作向けの選び方

パソコンのTierを知ろう

プロが教える Blender モデリングPC 失敗しない選び方

おすすめのPCありますか?

プロゲーマー ゲーミングPC 勝つために必要な性能を解説

パソコンのTierを知ろう

静音性を重視したい人向け FF XIV ゲーミングPC 冷却と静音パーツの選び方

おすすめのPCありますか?

初心者 ゲーミングPC 予算別で選ぶ最適構成とは

パソコンのTierを知ろう

ゲーミングPC おすすめ 初心者が見落とす重要パーツ3選

おすすめのPCありますか?

ゲームもビジネスも快適に! 万能型BTOデスクトップPC選びのコツ

デスクトップPCガイド

手頃な価格でApex Legendsを快適にプレイできるPC3選

パソコンのTierを知ろう

RTX5060Tiでゲームを楽しむ! ゲーミングPC選びの最新攻略法

デスクトップPCガイド

プロが選ぶ Blender アニメーション制作PC 失敗しない選び方

おすすめのPCありますか?

2025年版 ゲーミングPC デザイン かっこいいモデル5選

パソコンのTierを知ろう

学生でも手が届く DaVinci Resolve 映像編集PC エントリーモデル

おすすめのPCありますか?

時間が限られる社会人ゲーマーにとってRTX5090ゲーミングPCはアリなのかナシなのか

パソコンのTierを知ろう

RX9070XTでゲーミングPCを最適化! 機能と特徴徹底解説

デスクトップPCガイド

静音性にこだわる人のためのELDEN RING NIGHTREIGN最適PC構成

BTOパソコンX

実機検証済み ゲームプランナー向けPCおすすめモデル5選

パソコンのTierを知ろう

最新テクノロジー! Ultra7 265Kで実現する完璧なゲーミングPC

デスクトップPCガイド

ゲーミングPC デザイン かっこいい重視で性能は妥協すべき?

おすすめのPCありますか?

イラストレーター向けPC 2025年版スペックの選び方完全ガイド

パソコンのTierを知ろう

FF14 ゲーミングPC 上級者目線で選んだカスタマイズ構成とおすすめできるモデル

ゲーミングPCおすすめブログ

Ryzen 9800X3Dを徹底解説! ゲーミングPC選びで失敗しないために

パソコンのTierを知ろう

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次